「・・・筈」 は禁物

 「・・・筈」 は禁物

教える側では、 「読める筈」・「わかっている筈」と思ってはいけない。

小学生の時ローマ字をしっかり身につけた子は、英単語を読む時、初めて出会う単語でも、何とか読める。 しかしローマ字読みの範囲を外れると、読めなくなる。ローマ字を殆ど学習したことのない子は、全く読めない。 暗中模索となり悲しくさえなるかもしれない。私自身そんな思いをしたことがある。昔、英語もろくに知らないのに、欧米人と思われる人に話しかけられた時、なんとかなるだろうと、笑顔で応対した。ところがその笑顔は直ぐに消え失せ、全く分からないことに悲しくなった。相手の方も戸惑って、申し訳なさそうに立ち去った。未だに何語だったか解らない。聴きとることと、読むことの違いはあっても、 英語をどうやって読んでいいか分からない子供を見ると、その時の不安になった気持ちを思い出す。「読める筈」 ではなく「読めなくて当たり前。これから読めるようにしようね!」と声をかける。

高校に入ると、文法は「5文型」から入るケースが多い。

学校では「英語の文は、五つの文型で作られます 。全ての肯定文は主語・動詞で始まります。主語は名詞形です。」 熱心に聞いていた子で、「名詞?‘机’ ‘椅子’か、動詞?‘・です’

‘走る’か」と思ってくれれば、なんとか道が開ける。アッと言う間に五つの文の形の説明を受けピンと来ない内に授業が終わってしまい、高校の英語は別物見たいに感じてしまう生徒さんも多いと思う。

ある日、ある県内トップクラスの公立高校の2年なろうとしている生徒さんが来室して、「英語の授業は、確かに、日本語で説明してくれるのですが、まるでお経を聞いているみたいに分からないんです。」「品詞など余り気にせずともやってこれたのに、品詞を気にしないと理解できないことが解りました。」彼にとって英語は難しくて分からない科目と思い始めていた。

「もう分かっている筈」が前提でドンドン授業が進められて困り果てて、「自分用に指導してくれる」と聞いて訪ねてきた。 彼は落ちこぼれることもなく、後に英語を得意科目とすることができた。

5文型の「主語」は必ず名詞形が用いられるが、その「名詞」には、1.普通名詞 2.集合名詞 3.抽象名詞 4.物質名詞 5.固有名詞 があることを中学では、説明する余裕がないと思う。更に高校では、動名詞(句)、不定詞(句)の名詞的用法、また文の名詞節なども加わり、主語にくる名詞は多様化してくる。またこの5文型の骨組みをなしている品詞―〈名刺、動詞、形容詞〉-役割を知る必要がある。「ああ、ややこしい、もういやだ、わからない。」と思うかもしれない。しかしそう案ずることはない。英語の文の構造は、日本語より完結でシステマチックに出来ている。それを一旦身に付けてしまえば、どんなに長くなっても語彙力さえあれば読みこなすことができるようになる。「知っている筈」で、ぶつかった壁を一対一の授業を利用して、ぶち破ってほしいと思う。

英語で落ちこぼれそうになったその生徒は、今二人の子供を持ち、海外で活躍していると今年、年賀状で報せてきてくれた。

 

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