閑話徒然 2

「やるしかない!」 

センター試験最後の追い込み数週間前になって、やっと勉強をフル回転に近くやる生徒が見受けられる。力もメキメキ上がってくる。「もっと早くからやっていれば・・」と言うセリフが本人の口からも出る。

二年次から、早ければ一年次から、大学入試に向けて、高校入試に向けて準備を始め、気持はそこに向けてスタートするが、それまで自分の持っている時間の二割位の勉強時間を三割にしただけで「一生懸命やっている」と言うセリフが出てくる。周りの人から見れば、「テレビを見る時間が多い」とか「携帯をいじっている時間が多い」と言われる。本人は二割を三割にしたのだから大進歩だと思っている。確かにその気持も解らないわけではない。そこには「意識」が関係している。生徒の「意識」が弱い限り、力を発揮することはできない。スタート時点からして、あと三年もある、あと二年もある、そしてあと365日もあるという気持ちでは、目標に自分の全意識を向けることはできない。他にやりたいことは山ほどある。入試までの残り時間が減少するにつれて勉強に向ける意識が強くなる。自分の意志で「やるしかない」という気持ちになる。

『その時』こそが力を上げるチャンスである。「その時」は半年前に来る生徒もいれば、一ヶ月前に来る生徒もいる。私は「その時」を狙って「その時」が早く来ることを願って、虎視眈々と準備を進めている。同じ間違えをする度に「時制」「三単現」等の旗の絵を赤で書いて視覚に訴える。大きな声で重要な言葉を反復させて聴覚に訴え、お経の文句のように現在完了形の用途を【ケ・ケ・ケ・カ】(経験・継続・結果・完了)と覚えさせる。初めは覚える気がなくても、自然と目や耳に残り、「その時」が来た時にそれらが生きてくる。

その様な準備が最後に功を奏する。意欲的になり、集中力がつき、どうにかしなくてはならないのは自分だと悟った時、想像以上に力を伸ばすことができる。一年前、「私はもともと暗記が苦手で、単語を覚えることができません」と単語不足を当然だという態度を取っていた生徒が、試験数か月前に俄然単語力が伸びてきた。それまでに、私なりに色々な方法を提案してきたが、思うように伸びてくれない。どのようにしたのかと尋ねると、「やるしかないと気が付きました」と答えが返ってきた。

「やるしかない」・・・・・これこそが私が求めている言葉である。

 (本多 洋子)

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