中学生になって英語で戸惑うこと 4

中学生になって英語で戸惑うこと -4

中学に入って英語に新しく出会って戸惑うことは、①英文の構成、②人称・時制、③3単現のS、と述べてきましたが、4番目に戸惑うことは、恐らく、発音とアクセントでしょう。

小学校でローマ字を習う場合が多く、アルファベットと発音の関係を知るには大変役立つのですが、それに熟達しすぎると支障をきたすことがあります。 “name”が「ナメ」となり、“uncle”は「ウンクル」となりかねません。 特に母音の“a, e, i, o, u”には、それぞれ短く発音する「短母音」、長く延ばして発音する「長母音」があります。 その上、“a”と“o”には「エイ」「オウ」と発音する「二重母音」があります。 「ア」の発音に相当するアルファベットは“a”、“o”、“u”があります。 従って、“name”は「ネイム」となり、“uncle”は「アンクル」となるのですが、私としては、せっかく身に付けたローマ字を少しでも変えさせることに肩身の狭い思いをしながら、“name”を「ネイム」と直し、“uncle”を「アンクル」と直さなければなりません。

アクセントに至っては、かなりの時間と努力が必要となってきます。 特に日本語となった英単語はなかなか直りません。 「ピアノ」「バイオリン」「トマト」「コーヒー」等々・・・。 “piano”の“a”、“violin”の二つ目の“i”、“tomato”の“a”、“coffee”の“o”のところで、音程を1オクターブ上げる気持ちで読むように指導しますが、顎は上がっても音程は一向に上がりません。 何回か集中しているとできるようになるのですが、それまでは生徒共々笑いこけてしまいます。 この練習は時間をかけて何度も練習すれば会得できますが、文法中心の学校の授業ではその余裕はなかなか無いようです。 私は、小学校高学年になる頃、発音・アクセント・英文のリズムを中心に、楽しく練習する講習を行い、中1に備えるようにしています。

英文を読むリズムも、中1生にとっては日本文を読む場合とは全く異なることに戸惑うことでしょう。 美しい英語のスピーチには、この「アクセント」と「リズム」が欠かせない要素となります。 そして、これらは大学受験にも大いに関係してくるのです。 中学に入る前に、少しだけでも身に付けておくことが良策だと思います。

次の回では、英文を読むリズムについてお話します。

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